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キャピタル・パートナーズ証券
三原淳雄はキャピタルパートナーズ証券の顧問を務めています。
 
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2008年04月01日
MAXIM Group
Executive Managing Director
森 崇

Heard On The Street - 米国株相場概況
 

全般急騰! 
 
(背景) 
1.UBSとリーマン・ブラザーズの資本強化を好感し、信用市場の損失は減少するとの見方から金融化株中心に買われた。 
 
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リーマン・ブラザーズは1日、優先株により40億ドルを調達。転換優先株の発行数を400万株と、当初予定の300万株から引き上げた。需要が供給を大幅に上回ったことが背景。 
 
UBS(UBS) 
同行が150億スイス・フラン(約1兆5000億円)の増資計画を発表。これを受け、UBS債のCDSスプレッドは縮小。 
 
2.米供給管理協会(ISM)が1日に発表した3月の製造業景況指数は48.6(前月は48.3)と、予想(47.5)を上回った。これを受け、素材、加工組立型企業株が買われた。 
 
3.ニューヨーク原油先物相場は3日続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物5月限は前日比60セント(0.6%)安の1バレル=100.98ドルで終了した。 
 
(背景) 
。夏に発表する週間在庫統計で原油在庫が増加を示すとの観測が背景。 
∧謄疋襪糧身もネガティブだった。 
 
ダウ指数は前日比391.47ドル高の12,654.36ドル、S&P500指数は同47.48ポイント高の1,370.18、ナスダック指数は同83.65ポイント高の2,362.75で引けた。 
 
 
米国債券相場レポート 
米国債相場は大幅安。 
(背景) 
UBSとリーマン・ブラザーズの資本強化を好感し、株式相場が上昇したため、安全資産としての米国債への魅力が低下。 
∧洞ゝ覺浜協会(ISM)が1日に発表した3月の製造業景況指数は48.6(前月は48.3)と、予想(47.5)を上回った。 
 
○10年国債…取引終了時の利回りは前日遅く比較で0.14%上昇し、3.55%だった。 
○2年国債…取引終了時の利回りは前日遅く比較で0.20%上昇し、1.79%だった。 
○3ヶ月ものTビル…取引終了時の利回りは前日遅く比較で0.07%上昇し、1.38%だった。 
 
NY為替相場レポート 
ニューヨーク外国為替市場ではドルが大幅高。 
(背景) 
UBSとリーマン・ブラザーズの資本強化を好感し、信用市場の損失は減少するとの見方からドルが買われた。 
∧洞ゝ覺浜協会(ISM)が1日に発表した3月の製造業景況指数は48.6(前月は48.3)と、予想(47.5)を上回った。 
 
 
 
○対ユーロでの動き 
1ユーロ=1.5612ドルと、前日遅くの1.5783ドルと比べ、ドル高でNY時間の取引を終えた。 
 
○対円での動き 
1ドル=101円89銭と、前日遅くの99円69銭と比べ、ドル高でNY時間の取引を終えた。 
 
(ご参考) 
ニューヨーク金先物相場は急落。1オンス=900ドルを割り込んだ。銀行がサブプライム住宅ローンの損失から回復している兆しが示され、投資家が資金を株式に振り向けている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比33.70ドル(3.7%)安の1オンス=887.80ドルで取引を終えた。 
 
 
原油相場レポート 
ニューヨーク原油先物相場は3日続落。 
(背景) 
。夏に発表する週間在庫統計で原油在庫が増加を示すとの観測が背景。 
∧謄疋襪糧身もネガティブだった。 
 
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物5月限は前日比60セント(0.6%)安の1バレル=100.98ドルで終了した。 
 
 
(米国株相場にとっての強材料) 
1.米供給管理協会(ISM)が1日に発表した3月の製造業景況指数は48.6(前月は48.3)と、予想(47.5)を上回った。 
 
(主要コンポーネント内訳) 
★新規受注…46.5(前月49.1) 
★生産…48.7(前月50.7) 
★輸出…56.5(前月56) 
★入荷遅延…53.6(前月50.1) 
★在庫…44.9(前月45.4) 
★受注残…47.5(前月45) 
★雇用…49.2(前月46.0) 
★仕入れ価格…83.5(前月75.5) 
 
 
2.リーマン・ブラザーズ(LEH) 
リーマン・ブラザーズは1日、優先株により40億ドルを調達。転換優先株の発行数を400万株と、当初予定の300万株から引き上げた。需要が供給を大幅に上回ったことが背景。転換優先株は配当率が7.25%。転換価格は49.87ドル。転換優先株の価格は1株当たり1000ドル。リーマンの株価が49.87ドルに達すると、この転換優先株1株に対し同社の普通株20.0509株に転換できる。 
 
3.モルガン・スタンレー(MS) 
モルガン・スタンレーは1日、2008年3−5月(第2四半期)の流動性準備高が平均で1250億ドルで推移していることを明らかにした。ケラハーCFOが、流動性準備が07年9−11月(第4四半期)の1200億ドルから増加していると述べた。 
 
4.ソーンバーグ・モーゲージ(TMA) 
米住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージの株価が急伸。経営破たんを回避するため13億5000万ドルの資本増強を実施。普通株やワラント、上位劣後債の売却で11億5000万ドルを調達。また、更に2億ドルを増強する見込みだという。住宅ローン市場の混乱で追証を請求され、同社は約10億ドルの資金不足に陥っていた。 
 
5.ナショナル・シティー・コープ(NCC) 
オハイオ州最大の銀行、ナショナル・シティーは1日、身売り先を模索していることを示唆した。同社はゴールドマン・サックス・グループをアドバイザーに採用した。 
 
6.UBS(UBS) 
同行が150億スイス・フラン(約1兆5000億円)の増資計画を発表。これを受け、UBS債のCDSスプレッドは縮小。同行はまた、オスペル会長が退任することや190億ドルの追加評価損を計上すること、2008年1−3月(第1四半期)が120億スイス・フランの赤字となることも発表。 
 
7.ブラック・ストーン(BX) 
資産運用大手のブラックストーン・グループは1日、不動産投資ファンドの募集で過去最高の109億ドルを調達したと発表。 
 
8.セル・ジェネシス(CEGE) 
医薬品大手同社の前立腺がんワクチン「GVAX」について、全世界で開発・販売する契約を武田薬品工業と結んだ。 
 
9.アカマイ・テクノロジーズ(AKAM) 
パイパー・ジャフレーが、インターネット関連ソフト、アカマイ・テクノロジーズの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。 
 
(米国株相場にとっての弱材料) 
1.2月の建設支出は前月比0.3%減少(1月は1%減)と、予想(前月比1%減)を下回る落ち込みだった。ただし、5カ月連続のマイナスだった。 
 
2.3月の米自動車販売統計によると、主な自動車メーカーの販売台数は前年同月比で減少。ゼネラル・モーターズは19%減少した。フォード・モーターは14%減。フォードは、第2四半期が今年の販売の最悪期になりそうだとコメント。 
 
3.ドイツ銀行は1日、2008年1-3月(第1四半期)にまた25億ユーロ(約3920億円)の評価損を計上すると明らかにした。融資債権や資産担保証券(ABS)等が中心。状況は過去数週間に一段と厳しさを増したと言う。ドイツ銀は26日に、08年通期の税引き前利益見通し(84億ユーロ)は達成が困難と述べていた。 
 
4.メリル・リンチ(MER)とシティグループ(C) 
ゴールドマン・サックス・グループは1日、メリルリンチとシティグループの2008年1−3月(第1四半期)業績予想を下方修正。両社が債務担保証券(CDO)関連で合わせて140億ドルの評価損を計上すると予想。シティは、第1四半期は1株当たり1.55ドルの赤字となると予想。従来は同1ドルの赤字を見込んでいた。メリルについては1株当たり2.45ドルの赤字を予想。従来予想(45セントの黒字)から下方修正した。 
 
5.アルトリア・グループ(MO) 
モルガン・スタンレーは、たばこのアルトリア・グループの株式投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。競争力が弱まっていると言う。 
 
6.KKRファイナンシャル・ホールディングス(KFN) 
投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下の特殊金融会社、KKRファイナンシャル・ホールディングスは、デフォルト回避を目指し、債権者に担保を引き渡すことで合意したと発表。 

米国株個別銘柄レポート
〇 アカマイ・テック(AKAM) パイパー・ジェファリーが、同社の投資判断を“中立”から“買い”に引き上げた。
〇 アルトリア(MO) モルガン・スタンレーが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“イコールウエイト”に引き下げた。
〇 デル(DELL) カリス&カンパニーが、同社の投資判断を“平均以上”から“平均”に引き下げた。また、同社の目標価格を22ドルとした。