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三原淳雄はキャピタルパートナーズ証券の顧問を務めています。
 

2010年09月03日
三原 淳雄

政治を信じちゃいけないよ
 

(山本リンダの「噂を信じちゃいけないよ」版) 
 あまりの馬鹿馬鹿しさにコメントする気も失せてしまっているが、それにしても民主党のあの馬鹿騒ぎにはやはり一言いっておく必要がありそうだ。 
 
 鳩山が言い出したトロイカとは何だったんだ。 
 菅や鳩山が学生のころ、歌声喫茶という茶房があり、市民運動家やデモ学生、労働組合員などが集まって、アコーディオンの伴奏で「インターナショナル」やら「ともしび」など主としてソ連の歌を唄っていたが、そのなかに「トロイカ」もあった。 
 
 「雪の白樺並木 夕日が映える。走れトロイカ朗らかに鈴の音高く」という歌詞だったと思うが、トロイカとは三頭立ての橇のこと。トロイカとは三頭の馬のはずである。その馬ごときが橇に乗っているご主人さまのことなどお構いなしに、それぞれが勝手に走らされたのでは、乗っているご主人さまは目も当てられない。何処に連れて行かれるのやら、それこそ馬に聞いてくれということなのだろうが、口ではトロイカと唱え、一致協力してご主人さまのために「国民の生活がいちばん」と言うものの、やることや方向がてんでんバラバラ。 
 
 一頭は左の方へと走りたがるし、もう一頭は後ろへと走る。この2頭をまとめようとした一頭は大変な健忘症だから、本来引退していなければならないのに、まだ宇宙にでも行けると思っているのだから始末が悪い。 
 歌声喫茶上がりの2頭と、年齢が上の一頭とではトロイカの解釈が全く異なるのは当然だろう。それにしてもこの猿山のボス争いを面白がって囃すマスコミも酷い。 
 
 NHKにいたってはニュース9で何と30分以上も目が宙を泳いでいる菅に、下らぬ質問ばかりしていたが、要は総理という権力の座にしがみついていたいだけの話を何で公共の電波で長々と流すのか。途中で巨人、ヤクルト戦に何度も切り替えて、もう終わっているかとNHKに戻るとまだやっている。 
 
 所詮コップのなかの嵐、しかも国民の目線なんて視点で政治を考えられたら、この難局を打破出来るわけもない。 
 脱官僚、政治主導なんてお題目を並べても、自分達にそれだけの器量もないし、だいいち腰が引けているのだから、官僚以上の力を蓄えてからそういうご大層な台詞を言うのが筋だろう。何でも国頼りの国民目線は「何でもいいから国はオレにいくらカネをくれるのか」というおねだりでしかならないではないか。 
 
 これまで官僚に投げっ放しでこうなったのだから、政治主導と言うなら「親方日の丸」気質にどっぷり馴れてしまっている国民に、まず自分の力で立てとガツンと一パツかませるのが先だろう。 
 愚民政治とはよく言ったものだ。この国民にしてこの政治家ありだけはよく判った。国など全く信じてはいけない支那人の四千年の知恵を学ぶとしよう。 
 敬称略(笑)