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プロフィール
三原淳雄
 

2008年12月26日
三原 淳雄

年末の辞
 

 統計は考えようによっては毒にも薬にもなるとかねがね思っていたが、その統計をベースにした確率が本当に恐ろしい毒となったのが今回のサブプライム問題である。 
 12月26日の日経新聞によると10月の下げ相場は確率では何と224京年に1回の確率だそうだから、地球の歴史どころか宇宙の歴史と匹敵する年数でも足りないことになる。文字通り天文学的数字とはこのことだろう。 
 このまず起こり得ないことが起きたのだから、統計に確率を求めた金融工学担当のロケットサイエンティストたちが設計したCDOやCDOを組み込むCDOなどが総崩れになったのは当然である。 
 まあここは宇宙の誕生以上の現場に居合わせたと同じ目に遭ったのだから、それはそれでラッキーと考えて越年する方が身体にいいだろう。 
 何せ人知をはるかに越える出来事だったのだから、中国語では「没法子」英語ならラCAN`T BE HELPEDで仕方ないだろう。

困っているハケンは自衛隊へどーぞ

 それはそうと巷では派遣社員切りが大変な騒ぎとなり、仮設住宅や公営住宅を提供しようなどと当座しのぎの方策がやたら取り沙汰されているが、いっそ万年人員不足で困っている自衛隊に希望者全員収容したらどうだ。衣食住つきでもちろん月給は出るし、免許の類も取得出来るチャンスもある。こんなことを言うとたちまち逆上するのが日本だが、逆上する前に頭を冷やして考えてみろ。自衛隊は軍隊か?軍隊じゃないだろう。れっきとした国家公務員であり、本来の軍隊とは似ても似つかない存在なのである。だいいち敵前逃亡したって銃殺されるわけでもなし、軍法会議もない。 
 戦争もしたことがないし、敵が撃ってくるまでは発砲も出来ない。なのに軍隊扱いされ白眼視されるのだから、田母神さんじゃないが世の中にひと事言ってみたくなるのは当然だろう。これだけ派遣の人たちが苦しんでいるのだから、国家公務員として頑張って貰う方が国のためではないだろうか。 
 撃ち落されるまで撃てない戦闘機や、沈められるまで待たねば発砲できない軍艦などの予算を少し辛抱すれば、財源は一気に解決するし、一石二鳥も3鳥もというアイディアと思うのだがどうだろう。 
 貧乏な家庭に育ちいちどは防衛大を受けようと考えたこともある身としては、国民がいちど頭を冷やして自衛隊を考え直すチャンスにもなるだろう。 
 また小学生のころたまたま戦前の満州で生まれ育ったために、ソ連に侵略され我が家は強奪され散々な目にも遭った。 
 この時ほど子供心に国の無力が口惜しかったことはない。手も足もでずに命乞いするしかない。だから防大に行こうと思ったのだが、いまでも日本のいまの平和惚けには恐ろしいものを感じている。 
 いまや目先のつじつま合わせで乗り切れる時代ではなくなったはずなのに、TVをつけても新聞を見ても、真の骨太な議論は避けて小さなことを大騒ぎしているだけ。 
 田母神さんの気骨とユーモアを少しは見習ったらどうなのだろうと思うのだが、彼をひっぱたく記事ばかり、心に余裕がないのかも知れないが、所詮は日本という狭い場所に心の狭い人ばかりが住んでいるからだろう。 
 正月休みにはTVも見ず新聞も読まずに町を歩いてみるといい。「そんなの関係ない」と平和にのんびりしている風景が目に入るだろう。(本当はこれがいちばん怖いのだが) 
正月ぐらいは頭を白紙にして(これをプレオキュパイド)虚心坦懐に世の中を考えてみるのもいいだろう。むろん俺はそうする。 
(これがブログならたちまち炎上するのだろうが、ブログにしてなくて良かったー!)