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プロフィール
三原淳雄
 

2008年01月08日
三原 淳雄

ワクワクする日本を作ろう
 

 今年を象徴するかのような日本経済新聞の元日号のトップは、何と「沈みゆく日本」だった。本来日本経済の応援団であるべき日経新聞が、この国は沈むと大々的に報じているのだから、まことに困ったことである。 
 何も改めて日本は沈み始めているなどと、元日から言われなくても、いま身近に起きている姿を見れば、この国が沈むどころか自ら望んで亡国の道を選んでいるとしか思えないぐらいのことはバカでもわかるだろう。にもかかわらず思考停止している輩の何と多いことか。 
 だから短絡的に自分さえよければ他人のことなどどうでもいい、何がなんでも俺に税金を寄越せと言う奴ばかりが政治家とつるんで我田引水ばかりを図る。 
 簡潔にいまの日本を表すとこうなる。 
 政治はモタモタ、景気はダラダラ、米ドルはグラグラ、原油はハラハラ、物価はジリジリ、国民はイライラ、株価はフラフラ、子供はブラブラ、マスコミはゲタゲタ、ロシアはニヤニヤ、中国はゲラゲラ、教師はデレデレ、役人はニタニタ、そして俺はカリカリ 
 残念なことに誰もワクワク、ニコニコしていないのが日本の現状である。 
 これらの言葉に欠けているのはピシッとした日本の姿である。まるで大きなクラゲのようではないか。掴まえどころがなく、おまけに透明なようで透明でもない。ただ流れにまかせてフラフラとさまよっているだけ、いまのところは何とか過不足なくやっていけているが、蓄えも早晩底を尽く。 
 束の間の安楽さに溺れていると、いつの間にか周囲の温度が上がり、このままではあっさりゆで上がってしまった蛙になる恐れもある。貧しいころは「オールウェイズ3丁目の夕日」ではないが、各人がそれなりに生きる目的を持っていたし、だいいち国自体も「所得倍増計画」などといった強烈な政策を打ち出し、国民と一体になって頑張ったものだ。 
 その甲斐あって当初は10年とされていた倍増プランも、何と7年で達成することが出来た。「貧乏人は麦を食え」とはなはだ乱暴なことを言っていた池田首相だが、結果として日本人全員が米のメシが食えるようにしたのである。この例に習えばいま日本がやるべきことは「資産倍増論」だろう。 
 7年なり十年なりの目標を設定して、株式市場の時価総額と住宅の価格を倍増させる政策を打ち出すことだ。 
 何も無茶を言っているのではない。現にアメリカは1990年から2007年までの間に株式の時価総額は何と四倍強、住宅も3〜5倍に上昇している。税制や制度で支援すれば、国に頼らずとも国民は立ち上がるものなのである。今年は何としても資産倍増元年にしなければなるまい。そうすればワクワク、ニコニコの日本になるはずである。また明日となればもっと豊かになると考えながらベッドに入れば、楽しい夢も見るだろう。折角の人生、楽しく過ごしてこそ生甲斐というものである。