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プロフィール
三原淳雄
 

2005年05月19日
三原 淳雄

待望久しき運用のプロ
 

 やっと日本にも名ファンドマネージャーが出て来た。資産運用報酬で今回の長者番付一位となった清原氏の報酬は百億円とか。 
 まことにご同慶の至りである。ご本人とは全く面識はないが、彼の運用手法を仄聞すると企業を訪問し、経営者と会い徹底的に分析するという文字通り足で確かめる手法をとっているらしい。 
 アメリカには全米の投資家が尊敬する世界第二の富豪ウォーレン バフェット氏と、もとフィデリティ投信の名ファンドマネージャー、ピーター リンチ氏という名物ファンドマネージャーがいるが、この二人の運用法は徹底した企業の調査である点では清原氏とよく似ている。 
 ピーター リンチ氏とは二度お目にかかっているが、服装には全く無頓着、部屋には企業のレポートが床一杯に散らばっていたが、株価を表示する器機は置いていない。 
 バフェット氏も同じらしいが、清原氏の銘柄選びもこの二人と共通しているようだ。アメリカの二人が共通して強調していることは「買うのは企業、株ではない」「マクロの数字など一切気にしない。そんな暇があれば企業を訪ねる」という点である。リンチ氏に至っては新婚旅行のドライブの道すがら企業を訪ねたという凄まじさである。その彼の運用したマゼランファンドは14年間で25倍、バフェット氏のバークシャーハサウェイの株を当初から持っていれば何千倍になっているとか。 
 かねてより日本には何故このアメリカの二人のような名マネージャーが出てこないのかと、歯痒い思いでいたのだが、きっと清原氏はアメリカ時代にしっかり学んで成果に結びつけたのだろう。「何故お前がやらないのかって、そんな才のないことを本人がよく知っているからで・・・・・(苦笑い)」 
 それにしてももう長者番付けの公開など止めたらどうだろうか。真偽のほどは不明だが、長者を公開することで隠れた脱税を密告でいぶし出すのが当局の目的だと聞いたこともある。 
 この公開のおかげでいまごろリストに載せられた方たちのプライバシーは大変なことになっているだろう。物騒になった現代ではガードマンで身を守る羽目になっているかもしれない。正直に申告したらえらい目に遭うのではたまったものではあるまい。 
 もうひとの財布をのぞくようなことは止めるべきと思うのだが・・・・。 
 何も公表せずとも、いいことは自然に世の中に知られるような社会にした方がいい。 
 サラリーマンの星となった清原さんにはますます頑張っていただき、後に続くものにいい刺激を与えて欲しいものである。