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三原淳雄
 
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2002年04月12日
三原 淳雄

 
市場は自分のためのもの
 

 平均的なサラリーマンが一生で稼ぐ収入は約3億円とか。

 何もしなければこの範囲のなかでの人生ということになる。

 しかし、もしそれ以上の人生を送りたいと考えるのなら、身近にある市場の利用を考えることだ。 市場といっても不動産、金融・商品、株式はもちろんのこと、消費市場も労働市場も全てが市場であり、気に入った市場の利用を考えるといい。

自分で商売したければ消費市場、投資をするなら株式、商品、外貨預金といった市場があるではないか。

そして市場をうまく利用し、市場に助けてもらえることが出来れば、思わぬ豊かな人生を送ることも可能になるだろう。

 人それぞれ様々な思いがあるはずだから、その思いを市場に託すのもひとつの利用法である。 もし自分に資金や才覚があれば、こんなことをしたいと考えているのであれば、そんなことをしている企業に投資し株主になることによって、自分の夢をその企業が叶えてくれることもあるだろうし、夢が叶えば自分自身も豊かになっているはずである。 コンピューターに詳しくなくても、マイクロソフトのウィンドウズの将来性にいち早く気付き、その株を買っていたとしたら大変なことになっていただろうし、その昔のソニーや松下、本田などの株主であり続けたら、これも見事な成果になっているはずである。 とかく市場は危ないところとか、何となくうさん臭いと思われがちだが、これはこれまでの日本の市場への認識や理解不足によるものであり、欧米では市場こそ自分の人生を豊かにしてくれる場所だという認識が強い。

 市場に参加する場合には、何のために市場に参加するのかを初めにしっかり決めておく事が肝心であり、自分に最も適した市場の利用法を選択することが、市場で勝つ第1歩であることを忘れないことだ。